今回はこちらのイラストの制作過程をお話しようと思います。
こちらのイラストは、『わくわくパン屋さん』のリメイクイラストです。
よかったら、『わくわくパン屋さん』の記事も合わせてどうぞ☺️ ※有料公開記事です。

制作期間 | 2023年1月(1日) |
使用ツール | Procreate |
🌼このイラストを描こうと思ったきっかけ
当時はよく描けたと思っていたけれど、今見てみるとしょぼいな…でもすきなイラストだからリメイクしたいな…と思ったのでリメイクしました。
「もっと賑やかにする」が今回の目標です。
🎨構想
イラストのおおまかな構図は、『わくわくパン屋さん』のイラストをそのまま持ってきます。

『わくわくパン屋さん』から大きく変更した点として、

- 線の太さを太くした
- 前景・中景・後景の幅を狭くした
- うさぎさんといぬくんを画面に対して大きめに配置した
以上の3点があります。
👇見比べてみるとこんな感じ。👇


また、前回は下書きをしましたが、今回はすでに構図が決まっているので下書きなしで描きはじめました。
以前は、うさぎさんといぬくんの背景に他の線が被らないように棚やモチーフの位置を考えて描いていましたが、今回は被れ被れ〜〜!!という感じで進めました(理由は後述します)。
🎨線画

前景・中景・後景の場所決定のために、大まかに線を描いていきます。
以前の記事内で「線を太くすると重い印象になってしまうと思ったため、線は細めにしました。」とありますが、今回は線の太さを、今の絵柄に合わせて太くしました。
また、前景・中景・後景の幅を狭くすることで、画面に対する密度を上げて賑やかなイラストに仕上げるねらいがあります。
🌱小噺
リメイク前のわくわくパン屋さんはカウンターに誰もいないのが寂しかったので、にわとり店主に登場していただきました。
毎朝、産みたて新鮮たまごを使ってパンを作っています。
🎨色塗り

一通り描けたところで、線が重なりまくっていてよくわかんなくなってきたので色を塗りました。笑
色を塗らないと重なり具合とかの調整も難しいので、最近はこういう複雑なイラストを描くときは適当なタイミングで色を塗ることが多いです。
今回は黄色多めにしてみました。あと、窓がある側の壁はアクセントウォールにしてみました。かわいいでしょ。
🎨うさぎさんといぬくんを描く

今回うさぎさんといぬくんを大きく配置したのも、画面に対する密度を上げて賑やかなイラストに仕上げるねらいがあります。
また、空のトレーを持っているのも寂しいなあと思ったので、いぬくんが選んだパンを並べてみました。
さらに、パンを選んでいる感を出すために、トングでもパンをつかんでみました。
ちなみにうさぎさんといぬくんは会計同じです。いぬくんがお財布持ってます。
🎨テーブルにパンを並べていく

『わくわくパン屋さん』同様、「ここにはどんなパンを並べようかな〜」とパン屋さん気分で楽しく描けました。
線を太くしたり幅をうさぎさんやいぬくんを大きくしたことでパンも相対的に大きくなったので、前に描いたやつよりはあんまり種類を並べられなかったけれど、それでも楽しく描けました。
🌱小噺
一応それぞれ、モチーフのパンがあります。

「なんかオシャレなおかずパン」は、ポテトとチーズとマヨネーズがうにゅうにゅってなっている系のパンをイメージしています。上にバジルとかかかってるやつ。
みなさんはどのパンがすきですか??🤗🍞
🎨うさぎさんといぬくんを縁取りする

背景と被れ被れ〜〜!!したので、うさぎさんといぬくんを縁取りました。
キャラクターを縁取ることで、背景がごちゃごちゃしていてもキャラクターを目立たせることができます。
🎨仕上げ


仕上げに、中景・後景に色を被せて、より前景とうさぎさん・いぬくんが目立つようにしました。
今回の場合は、温かみとシズル感を出したかったので、被せる色は黄色にしました。
💡シズル感とは
「食べ物がおいしそうに見える感じのこと」を、シズル感と言います。
シズル感を出すには、暖色を使うのが良いとされています。
レストランやカフェなどの照明に暖色系が多いのは、このためです。

逆に、寒色系は食欲減退の色だよ
✨完成
そうして完成したイラストがこちら✨


リメイク前と比べてみるとこんな感じです。




イラストの密度がすごく増して、賑やかになりました🤗
リメイク前よりも楽しげな雰囲気に仕上がったと思います。
🎥制作動画
こちらのイラストの制作動画です🌟
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